吹き納め

オケの本番が終わった。

本番直前までリードの選択に悩んだが、程よい緊張感で臨むことが出来た。

ラフマニノフはどれだけ「なりきれるか」が勝負、という面があると思うのだが、

その点でも、まあまあ・・・がんばった。

(お色気はちょっと、苦手分野であるのだが。。。)

オーボエの知り合いが増えたのも嬉しかった。

メンバーにも恵まれて、楽しい演奏会でした。

今週の土曜には、夫は先に渡星する。

スーツケースも取り出し、身の回りの物を詰め始めている。

やはり不安と期待が入り混じった気分であるようだ。

会社内でも、いろんな方面から壮行会やお食事のお誘いが続いている。

先週の飲み会は感動的だったそうだ。

最初は課の数人での飲み会、ということでお誘いされたのだが、

始まってから30分ほど経った頃、続きの間のふすまがガラッと開き、そこには

「○○さん、いってらっしゃい。元気でがんばってね!」という横断幕とともに、

30人以上の若手社員が、クラッカーなど鳴らしながら、ずらっと並んでいたのである。

サプライズパーティーだったわけだ。

夫は人事だったのだが、がんばりやで、労を惜しまない人間で、

新入社員の面倒を何かと見てきた。

その労が報われた思いだったようである。

皆さんの前では涙は見せなかったが、うちに帰ってから私に報告しながら、

うれし泣きしていた。

みんなの前で泣けばよかったのに。

喜んでもらえたわよ、きっと。

でも、よかったねぇぇ、おいちゃん。