Wedding party in Singapore!

生まれて初めて、日本以外の人のウェディングパーティー(チャイニーズ式)に出席する私たち。
TPOも何もかも分からないので、ネットでもいろいろ調べた。

まずドレスコードは? 黒は葬式を連想するとかでNG。ふむふむ。
日本でよく着ている黒礼服に白ネクタイじゃだめなのね。
赤も花嫁の色だから避けなければならないとか。
私はパーティーにたえうる服といえば黒系しか持っていない。
トップスだけでも何か別の色のものを、と思って連日店をめぐり、ブルー系のものを購入。スカートは自前のモノトーンのロングスカートで済ませることにする。
おっとは一番いい紺のスーツで、普通のネクタイ。
ご祝儀にお金を渡すのは同じ。
紅包(アンパオ)という赤い包みに入れて渡すのである。

平日だったので、夜の7時半に開始、と招待状にはあった。
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が、こちらのパーティーというものが定刻に始まることはありえないのだそうである。
7時半開始予定で、9時に始まることもあるのだそうな。
いくらなんでもねぇ・・・と思いながら、15分ほど遅らせて会場に入る。
会場は、ホテルの中国料理レストラン。
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入り口で新郎本人が立って挨拶している。
おっとがアンパオを渡して挨拶。
私も「こんぐらちゅれーしょん」などといいながら握手。
受付で寄せ書きらしきものに書き込みし、新郎の妹さんに席に案内される。

席についてぐるりと見渡してみると、200人以上招待されているらしい。
驚いたのは服装だ。
もちろんドレスアップしている人もいるにはいるけど、普段着の人が多い。
ジーパンの女性までいた! 
別に黒いの着ててもだれも気にしなかったんでは…。
というか、それなりにパーティー仕様の服を着てきた自分が、ちょっと気恥ずかしく思えた。あ~、思い切ってチャイナドレスなんて買わんで、ほんっとーに良かった・・・。

私たちの席は日本人の人たちが集まっていたので、会話は心配なかった。
飲み物はもらえるので、お茶を注文し、座って会が始まるのをじっと待つ。
やはり、30分経っても始まらない。
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ピーナッツなどで飢えをしのぐ。
「おなかすきますよね~」「集まった人だけで始められないんですかねー」などと話しながら、40分、50分・・・いらいらしているのは日本人だけで、中国系の人々は別に、なんとも思ってないらしい。
一時間経って8時半ごろ、ようやく、開会の辞らしきアナウンスが聞こえてきた。

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このしおり、招待状に同封されていたもの。なんと書いてあると思います?
 “On our special day, thank you for arriving on time.
(私らの特別な日に時間通り来てくれてありがと~)
裏面には、
Punctuality is the politeness of kings. -Louis XⅧ”
(時間厳守は王の礼節だ。-ルイ18)

披露宴の招待状でこんなことわざわざ言われたら、日本人の感覚なら
「余計なお世話じゃ!」といいたくなるのだが。
そして、それでもなおかつ1時間遅れになるって、いったい・・・・なぞは深まるばかりである。

(つづく)