Wedding party in Singapore! ②

8時半ごろ、ようやくパーティーが始まった。

新郎新婦の入場。ステージに上がってケーキカット。
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こちらでは高砂席などはなく、身内のテーブルに新郎新婦も座る。
なので、正面の一番近くに家族のテーブルがある。
このほうがいいなぁ。日本では家族は一番後ろに座りますもんね。

そして、やっと、やーっとお食事♪ 
なにやら、音楽にのせてパフォーマンスのように料理が運ばれてくる。
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これで全部じゃありません。一部の料理です。

新郎は45歳、新婦は32歳だそうである。年の差カップル。
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でもとってもらぶらぶ~♪

食事中にいつのまにか二人の姿が消えていた。お色直しらしい。
その間にスクリーンに映像が流れた。
どうやら前日行われた結婚のセレモニーの様子を撮ったもののようである。

まず、新郎は複数の身内の男性に伴われて、ピンクのリボンやら花で飾られた大きい車で新婦の家に乗りつける。
戸口の前でアンパオを差し出し、中に入れてもらう。
新郎は新婦の部屋の前で「I love you~♪」などと呼ばわって、新婦に部屋から出てきてもらう。そして新婦の両親にご挨拶。
車で今度は新郎の家へ向かう。
(家と言ってもシンガの国民の住居はたいていHDBという公共の集合住宅である。)
合間に挟まれている演出のラブラブぶりがまたすごい。
おでこをくっつけあってチュッ、とか、
ウェディングドレス姿でお姫様ターンをする花嫁、とか、
後ろ抱っこして花嫁の肩にキスする花婿、とか。
いや~んベタですわ。。。
あっけにとられて見入ってしまったので、写真なす。
眼福眼福。おもしろいものいいものを見せてもらいました。
さて、今度は新郎の家。
何やらお猪口のような器で飲み物をやりとりしている。
「ティーセレモニー」というものらしい。
年上の人にはお茶を差し上げてご祝儀をもらい、年下の人にはお茶をもらって祝儀をわたす、というものだそうだ。
大体こんな流れだった。
式場でやるんじゃないんですね、中国式の結婚式。

さて、お色直しした新郎新婦の入場。
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花嫁は真っ赤なドレスに着替えていた。
ステージでシャンパンタワーにシャンパンを注ぐ。
そして、中国式披露宴のお約束、「ヤムセン」があった。
乾杯の時の掛け声である。
「ヤーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
と、大声でめいっぱい「や」をのばす。30秒か一分か。
一息で言わなければなりません、と言っていたようだが、絶対むりだって!!という長さだった。
そしてだれがおわらせるのか「ーーーームセン!」と。
私らもいっしょけんめい、声あげましたですよ。
ちなみに「ヤムセン」とは、「いーーっぱい、おかね~」という意味なんだそうです。「ヤ」が長ければ長いほど「お金がいっぱい」ということになるのかも。
さ、さすが中国系だわ。。。と妙に納得。

デザートが出て、閉会のアナウンスもなく、なんとなく終わり、というふうになった。
出口で新郎新婦が客を見送っているので、私も夫と並んで挨拶。
新郎にはまた「こんぐらちゅれーしょん。」、新婦には「びーはぴぃ。」などと声をかける。
お嫁さんはにっこり笑って「Thank you.」と返してくれた。

スピーチも余興もないパーティーだったけど、気軽でいいものでした。
あー、おなかいっぱい。