両親来星記の途中ではあるが、昨日めったにない体験をしたので、
さめないうちにそちらを先にupしようと思う。
夫の関連会社の人(シンガポーリアン)から、旧正月のお食事にご招待を受けた。
今年のチャイニーズニューイヤーは2月18日だったのだが、お祝いは15日間続くそうで、この週末は最期の土日にあたるので、あちらこちらで人が集まっているそうである。
ローカルの人の住まいを見られる上に、家庭料理が味わえる~♪
と、わくわくしながら夫に連れられて出かけた。
シンガポール人の住居はほとんど、HDBという集合住宅なのだが、
この人の住まいは一軒家だった。
外観はこんな感じ。隣のうちとつながってるので、メゾネットタイプ?
築40年ほどなのだとか。「Older than you!」とご主人が言っていた。
靴を脱いでお邪魔すると、中はこんな感じ。
間取りは多くなさそうだけど、天井が高くて広々とした感じ。
奥に台所があって、さらに庭もあった。
さて、お食事。
別に明けましておめでとう、みたいな掛け声もなく、台所へ案内される。
台所にずらっとお料理がならべられていて、めいめいお皿にとって居間で食べる、というビュッフェスタイル。
ビーフン、えびの煮込み、フライドチキン、シュウマイ、包子各種。
どれもうまうま~♪
食べ終わったら適当に「それじゃ」と帰ってしまう人、また新しくやってくる人、
と人が入れ替わり立ち代り。
昔の日本もお年始まわりってこんな感じだったのかな。
見ていると、聞いていたとおりみかんのやり取りをしている。
みかんは「吉子」と書くので、縁起がよく、お正月にはお土産に偶数個持参し、
帰りがけその家から偶数個もらう、という習慣があるそうである。
同じもの交換してるだけじゃん、と思わなくもないけど。
実は私らは手ぶらで行った。
「お土産持っていかなくていいかなぁ」とおっとに言ったのだが、
「昨日日本の土産渡したからいいだろ」って。
来年もし呼んでもらえたら、みかんもっていこう。。。
同じテーブルで食べている3人のご婦人がいたのだが、
中国語と英語まじりのマシンガントーク(まるきり理解不能。)。
意気地がなくて、全然口をはさめず。
せっかくローカルの人と話す機会だったのになぁ。バカバカ。
おなかもいっぱいになり、会話もできない状態で、手持ち無沙汰になったので、
お暇することに。
さて、帰ってから夕方からの映画に行った。「硫黄島からの手紙」。
ゴールデングローブで外国映画賞をとったそうで。
全編ほとんど日本語だが、監督はクリント・イーストウッド。
「父たちの星条旗」とセットで作られたものである。
シンガに来て何度か映画を見たが(「父たちの星条旗」もこっちで観た。)、
いつも理解度は半分以下・・・。
映像だけで見ても変わらんだろ、という感じだった。
でも、これは分かる。細かいニュアンスまでよーく分かる。(あったりまえ。)
シンガポール人に言葉で優越感に浸れる数少ないひと時だった。
でもシンガの人たち、何でここでうけるの?、ってとこで笑う。
なんか面白いこと言ってたか? かなりシリアスな映画だけど。
戦争映画ってだけで観る前はあまり気が進まなかったけど、
これはいい映画でした。
「父たちの星条旗」とセットで見るのをお勧めします。