ホリデーはビンタン①

あまり祝日のないシンガポールこの間珍しく3連休があった。
来星して
まだ二人で遠出はしてないことだし、アンコールワット一泊ツアーに行こう!ということで、二人で某日系旅行会社に行った。
ところが、シンガポールカンボジア間の飛行機の乗り入れが、とても不便。
直行便があるにはあるのだが、土日の便は、行きは午後着。帰りは午前発。
一泊では観光の時間などありゃしないのである。
用意されている一泊ツアーは、平日出発でないとだめだということらしい。
しかも、せっかく日系の旅行会社に来てるのに、ローカルのスタッフに当たってしまい、これだけのことが判明するのにえらく手間がかかった。

カンボジアがだめになって落胆する私たちに、そのスタッフのおねーさんがやけに、
インドネシアビンタン島を勧める。
まだ行ったことないし、金額だけ見るとカンボジアよりずっと安いので、まいっか、
ということで決めてしまった。
ビンタンでいちばん高級なリゾートホテル「バンヤン・ツリー」に。

ビンタン島。
面積はシンガポール全土より広いくらいだが、特に観光以外の目立った産業もなさそうで、まるでリゾートのためにあるような島。

ここのところ、おいちゃんはとてもお疲れモードなので、とにかくのんびりしよう! 
と意気込んで(なんか矛盾?)出発した。
当日、朝まだ暗いうちに、タクシーでタナメラ・フェリーターミナルへ。
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担当ガイドが乗船手続きをお手伝いする、と案内にあったが、見当たらないので、勝手に自分たちでカウンターでチェックインした。(結局ガイドには会えずじまいだった。)
税関を通って出国手続き。シンガポールに来て2度目の出国である。

出国して待合室で乗船時間を待った。
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8時フェリーに乗車。結構揺れた。
それに予想していたことだが、ものすごく冷房が寒かった。
入国手続きをして、税関を抜けたところのターミナルロビーには、今回泊まる「バンヤン・ツリー」の専用ラウンジがあった。
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ここでホテルのお迎えを待つ。このとき到着の客は私たちだけらしかった。
バンヤンへはターミナルから車で15分ほど。
ここは普通のホテルと違って、レストラン・SPA含めてすべての部屋が一戸建てのヴィラになっている。まるで全体がひとつの熱帯雨林の村のように作られたリゾート施設なのである。
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ロビーからして、もうアジアンリゾート!!という雰囲気満点。
それにホテル全体アロマオイルが焚いてあっていい香り・・・。

ホテルに到着したのが9時ごろだったのだが、チェックインは15時予定。
でも13時には入れるだろうとフロントの人が言う。
はて、それまでどうするか。
とりあえず朝食を食べにレストランへ。敷地内の移動はバギーで送ってもらえる。
食べ終わってロビーに戻ってきて10時半ごろ。
まだ時間があるので、SPAに行くことにした。
実は二人ともSPAなんて初体験。
おっかないので、弱めのコースを選択。11時から2時間コース。
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SPAのヴィラの中も蘭の花で美しく飾られたアジアンインテリア。しゅてき~♪ 
二人のお姉さんが丁寧な物腰でサービスしてくれる。
まず、ハーブの入ったフットバスで足を暖める。
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そして服を脱いでガウンに着替えて、丁寧に全身スクラブ。
それから細かいミストシャワー。巨大な蒸しタオルに包まれた感じ。
そして念入りにオイルで全身マッサージマッサージ・・・。
いい香りで気持ちよかったですけどね。
何しろ、こんなにかしずかれるように仕えられるのに慣れていないので、こそばゆいというか。
いや、でも気持ちよかったです。
ほんの一時だったけれど、肩こりがよくなったような。お肌もつるつるして。

夢心地でフロントに戻るともうチェックインできるという。
部屋も素敵だった。
広さは日本で住んでいた公団より広いくらい。
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門があって小さな庭があって、
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廊下があって、サイドにバスルームと化粧室があって、奥にベッドルーム。
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そしてオーシャンビューのテラスがあって、そこにはジャグジーが! 
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海を見ながらジャグジーに入れる~しゅてきしゅてき~~~♪♪

美しい部屋にひとしきり感動した後、おいちゃんは寝入ってしまった。
明るいうちにビーチに行きたかったのだが、とにかく、
とにかくのんびりしよう!と力強く言い合ってきたので、寝たいだけ寝かすことにして、私はテラスのソファに寝転んで海の音を聴きながら本を読んだ。
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むふふ。これもリゾートっぽい♪ 

おいちゃんが起きだした頃には、もううす暗くなっていた。
泳ぐのはあきらめて、散歩と食事に出かけることにする。
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プライベートビーチはそんなに広くないが、砂が絹のようになめらか。
素足で歩くと気持ちよい。
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海も思ったよりキレイ。明日は絶対泳ごう。

夕食後部屋に戻り、ジャグジーに入ってみることに。
海を見ながらお湯につかりグラスを傾け。(飲んでたのは水だけど。)
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これまでの人生にないお高級なリゾートの夜は更けていくのでした。

(つづく)